私がシニア世代の方を「片づく知恵」で応援したい理由

母の指定席写真

現在暮らしているのは、2017年、自分で間取りを考えて設計した3LDKの住まいです。

ここには、車で10分の場所に住んでいた一人暮らしの母をいずれ迎えるつもりでつくった部屋もあります。家が出来上がってから3度ほどは訪れてくれたでしょうか。

 

しかし、家が完成してから半年、「休みに入ったら実家の片づけを一緒にしよう」と約束をしていた矢先に、母は突然逝ってしまいました。

5月のゴールデンウィークに入る直前の風薫る日のことでした。

 

母が居なくなって、実家にあるモノすべてが、どれも思い出のモノに替わりました。

しばらく手をつけることもできずにいましたが、少しずつ整理をはじめると、早くに亡くなった父のモノ、祖母のモノ、家を巣立つまでの私や弟の思い出のモノ等々、ほんとうにたくさんのモノがあちらこちらから出てきたのです。

母はこうした思い出とともに暮らしていたのだなぁと実感しました。

 

戦後、モノの無い時代を生きた母なので、モノを手放すことがなかなかできず、片づける体力もなくなってきた。

だからこそ私と一緒に片づけようと思ったのでしょう。

整理しながらそんなことにも気づけた気がします。

 

母と同じようにモノが手放せず困っている人はたくさんいらっしゃることでしょう。

私と同じように子育てが終わり、これから新たなステージの準備をする人も。

そうした方たちのお手伝いをしていきたい。

20年「整理収納」に関わってきて得た知識や技術、「かたづく知恵」をシニア世代・シルバー世代の方々にシェアしていきたいと思っています。

これからの人生をいきいきと、笑顔あふれる毎日にするために、ご一緒にはじめませんか。